あなたの周りに涙もろい人はいませんか?
急に泣かれてしまうと、「何か悪いことしたかな?」とか
「どう接したらいいんだろう?」と思ってしまいますよね。
学校や職場で誰かが急に泣いてしまうと鬱陶しく感じたり、
その場の空気が気まずくなってしまうことも多いかと思います。
一体どうやって接すればいいのか?と思っている方のために、
今回は涙もろい人の特徴や、そういった方との関わり方、そうでない人との違いを徹底解説したいと思います。
涙もろい人の特徴や行動5選!
1.もらい泣きしやすい
こちらは生まれつき涙もろい性格の人になります。
よく「もらい泣き」という言葉がありますが、泣いている人がいるとつられて泣いてしまうのです。
人の細胞の中には、「ミラーニューロン」という物があることをご存じでしょうか?
この細胞は共感細胞とも呼ばれ、
他人の行動を見ているだけで自分も同じ行動をしているかのように
鏡のような反応をすることからこう呼ばれています。
実際に自分は体験していなくても、
自分以外の人間が悲しい思いや辛い思いをして泣いている人がいると泣いてしまうのは
この「ミラーニューロン」の反応といえます。
2.人の話に共感して泣いてしまう
このタイプの人は、自分以外の人間が悲しい体験をしていたり、
辛い思いをしている人がいるとまるで自分のことのように思えてしまい、泣いてしまう優しい性格の人になります。
共感能力が高いということは想像力が高いということでもあり、
相手の苦しみや悲しみ、痛みを想像して相手と同じような気持ちになってしまいます。
感情移入しやすく、感受性が豊かな人であり、周りからは「良い人」と思われることが多いです。
3.歳を重ねた
よく、「歳をとると涙もろくなる」といいますよね。テレビで頑張っている若者を見て涙ぐんだり、
映画で感動して泣いてしまったり。これは過去の自分の経験と重ねて「自分も昔はそうだったな」と懐かしく思い共感し泣いてしまうのです。
あと、「歳をとると涙もろくなる」というのは脳が担っている感情抑制機能が低下したから、という説もあります。
4.甘えん坊気質
こちらは末っ子や一人っ子であったり、ぶりっこ、周りに甘やかされてきたタイプの人になります。
涙もろいタイプの中で一番嫌われやすいタイプです。
大抵の人は人前で泣きたくなっても我慢するものです。
ですが、お菓子を買ってもらえなくて泣きだす子供のように、
自分がそうすれば周りが構ってくれる、優しくしてくれると分かっているのでそれを狙っています。
泣いたところで誰も甘やかしてはくれません。
ですが、普段から親や男性に甘やかされているのでやはり普段から甘えん坊ということになります。
5.マイナス思考
マイナス思考の人は自分に起こった出来事を頭の中でマイナスに増幅させてしまいます。
なので、人よりも悲しみや苦しみを感じやすく涙もろくなってしまうのです。
精神疾患の人も当てはまると思いますが、
少し傷つくことがあっただけで深く考えてしまい泣いてしまう、なんてこともよくあります。
涙もろい人とそうでない人との違いは?
1.感情のコントロールが上手
涙もろくない人は、優しくないのでもなく、
歳を重ねて経験不足なわけでもなく、涙をコントロールする能力が非常に高いのです。
脳には「切替脳」といって怒りや涙をコントロールする機能があるのではないかと考えられています。
「感情的に泣かない」と脳へ指令してきたから、人格として「泣かない自分」が形成されたのではないでしょうか。
2.ポジティブ
こちらは前者で挙げた「マイナス思考」の人と真逆で、
自分が傷つくことが起こっても楽観的に物事を考えられるため、傷ついて頻繁に泣いたりすることはありません。
3.同調しない性格
上記で挙げた「共感能力が高い人」のもらい泣きとは「同調行動」と言います。
しかし、同調行動はどんな人にも起きるのではなく周囲と同調せず自分だけ別の行動を取る人もいます。
周りの人達が泣いていてもつられて泣かない人は、
「自分は自分」と考えており、集団の「今は泣くべきだ」といった雰囲気に流されることがないのです。
涙もろい人とのコミュニケーション方法は?
涙もろい人があまり好きではないという方は、
涙もろい人へのコミュニケーション方法を知ればもっと寛大に接することができます。
まず、自分の友達が泣いていたとしたらあなたはどうしますか?
大抵の人は話を聞いてあげることをすると思いますが、それは正解です。
女性の場合ですが、女性は感情で動く生き物ですので、
じっくり話を聞いてあげて共感してあげるのが一番ベストでしょう。
では、仕事先の同僚だったりあまり仲が良くない人が泣いていたらどうしますか?
「気になるけど、あまり仲良くしたくないな・・・」という場合は、
人目のつかない場所に誘導して、一言だけ声をかけてあげましょう。
人によってはそっとしておいて欲しいタイプの人もいますので、見極めて対処することが非常に重要です。
まとめ
①涙もろい人には、もらい泣きしやすいタイプ、
人の話に共感して泣いてしまうタイプ、歳を重ねたことで涙もろくなったタイプ、
甘えん坊気質タイプ、マイナス思考タイプの5つのタイプがあります。
②涙もろい人とそうでない人との違いは、
感情のコントロールが上手か下手か、ポジティブかどうか、同調しない性格かどうかに大きな違いが認められます。
「泣いている」というとマイナスなイメージを持ちますが、
泣くこと自体は悪いことではありません。泣くことはストレス発散にもなります。
もし、涙もろい人が近くにいたら優しく接してあげてくださいね。
この記事が参考になれば幸いです。