恩着せがましい人の性格や特徴・普通の人との違いや接し方について

恩着せがましい人、と聞いて、思い浮かぶ人があなたの周りにはいますか?
クラスメイト、学校の先生、恋人、職場の上司、ママ友、親、姑…いろいろな関係があると思います。

私の場合はママ友でした。数年前に会い、当時は嫌な思いをしましたが、運よく離れることができました。

そのように、離れられれば良いのですが、特に上司や家族となると、そうはいきません。
今まさに、なかなか離れられない、恩着せがましい人によってストレスを感じている方に、その対処法をお話ししましょう。



恩着せがましい人の特徴や行動5選!

まずは「恩着せがましい」をgoo辞書で調べてみると、こんな意味でした。

“いかにも恩に着せるように厚かましい。”

「恩」とは“めぐみ、情け”であり、「厚かましい」とは、
“ずうずうしくて遠慮がない”ことを言います。

つまり、恩着せがましい人とは、
情けを他に押し付け負わせ、ずうずうしくて遠慮がない人、という意味です。

ネガティブなイメージしかない、恩着せがましい人に共通する特徴は、
“自己中心的である”ということです。

具体的な特徴や行動については、次の5つが挙げられます。

見返りを期待する

こちらが頼んだ訳でもないのに、やたらと与えてくる人がいます。

しかも、その行為は良いことだ、自分がやったのだ、とアピールして、
強制的に感謝を求めてきます。

このように、相手の気持ちは考えず、自分にとって都合のよい解釈と、
過度な対価を要求する行動は、恩着せがましい人の特徴のひとつと言えます。

しかも、損得勘定で行動し、メリットがないと思うような行動はとりません。

支配欲がある

一方的に与えてきたにも関わらず、勝手に貸しを作ったと思い込み、
相手より優位に立ちたいという心理も、恩着せがましい人の特徴です。

自分の言いなりにしたいのが理由ですが、
受け取る側は、相手にコントロールされているみたいで嫌な気持ちになりますよね。

完璧主義である

「〇〇したら、当然□□すべきだ」という考え方も、恩着せがましい人の特徴のひとつです。

「べき論」で考えているため、自分の行動に対して、相手が思い通りに反応しないと、イラっとしてしまいます。

また記憶力も良く、自分の過去の行動に対して、相手から見返りがあったかどうかも覚えています。

人を見下している

絶対に承認を得られる行動を起こし、「~してやった」と威圧的な態度で見返りを求めてくるのも、恩着せがましい人の特徴です。

相手が敬うべき存在だったら、そんな態度決して取れません。

行き過ぎたお節介に気づかない

恩着せがましい人の中には、無意識に言動に出ていて、それが相手に不快な思いをさせていると気づかない人もいます。

悪い人ではないのですが、無意識に態度が大きくなってしまう場合があります。



恩着せがましい人は普通の人とどう違う?

恩着せがましい人は、実は不器用なだけの場合もあります。

普通の人は、心の中にそっとしまっておける思いがありますが、
その心の声が、口や態度で出てしまい、恩着せがましくなる人もいます。

恩着せがましい人は、普通の人とどう違うのでしょうか。

根っからのポジティブ思考

やたらと肯定的で、根っからのポジティブ思考の恩着せがましい人がいます。
自分の言動はオールオーケー、良いことをしたと自己主張をします。

周囲の反応など、自分が正しいので気にしません。

自分は凄いと思っているので、人のことを見下しがちです。

さみしがり屋で心配性

相手を喜ばせたい、コミュニケーションを取りたい。
けれども、どうしたら良いか分からず、言動でやり過ぎてしまうために、恩着せがましい人に思われる場合もあります。

「相手に良く思われたい」という気持ちが強すぎるために、過剰に恩を売ってくる傾向があります。
そして感謝されることで、自分の存在を確かめようとしているので、

「私がいて助かったでしょ?」という確認作業をしてしまうのです。

自信がない

自分に自信がないので、周りから認められることで、自己肯定感を高めたい、
と思っている恩着せがましい人もいます。

この行動は意図的であり、自分を認めて欲しい、大切に思われたいという承認欲求が強く表れています。

また、自分のしたことを必要以上に主張しないと、自分のお願いは聞いてもらえないと考えており、
結果、恩着せがましい行動になってしまうのです。



恩着せがましい人との対処方法を分かりやすく説明

ここまで恩着せがましい人の特徴や、普通の人との違いをお話してきました。
それでは、なかなか離れられない、恩着せがましい人に対して、どのように対処したらよいのでしょうか。

距離をおく

まずは、できるだけ距離おくことです。
何か言われても、気にすることなく、さらっと受け流しましょう。
そして、なるべく関係性を深めないように心掛けましょう。

もし目の前に恩着せがましい人がいて、相変わらずの行動をとる時、
あなたは、冷静に心の中で、この言葉を唱えてみましょう。

「幸福になりたければ、やれ恩を返せだの恩知らずだのと言わないで、人に尽くす喜びだけを生き甲斐にしようではないか」
(「カーネギー名言集」より、創元社、1986年)

これは、アメリカの作家であるデール・カーネギー氏の名言です。
この言葉が分からない、恩着せがましい人って、可哀そうだなぁと思えば、少しは心も落ち着くでしょう。

相手のことを知る

カーネギーは、また、人間関係についてこのような名言を残しています。

「相手は間違っているかもしれないが、彼自身は、自分が間違っているとは決して思っていないのである。

だから、相手を非難しても始まらない。非難は、どんな馬鹿者でもできる。

理解することに努めねばならない。賢明な人間は、相手を理解しようと努める。(後略)」

恩着せがましい人の言動の裏にある心理を理解すると、感じ方も随分と変わるものです。
【2.恩着せがましい人は普通の人とどう違う?】を参考にしていただき、
自分の受け止め方を変えてみると、ストレスも少しは軽くなります。

自分の思いを伝える

まず、「いつもありがとう」と感謝を述べましょう。

その上で、「お土産は要りません」「見守っていただけませんでしょうか」など、自分の思いを相手に伝えてみましょう。

特に、前述の、行き過ぎたお節介に気づかないタイプは、自分が相手に迷惑をかけていることが分かっていません。
こういう人には、優しく、でもはっきりと、「要りません」と意思表示することで、解決することもあります。

まとめ

恩着せがましい人の特徴として、自己中心的であることが挙げられます。

その行動は、見返りを期待したり、支配欲があったり、人を見下したりと、周囲を困らせます。

中には、お節介が過ぎた結果、恩着せがましい人になる場合もあります。

そんな、恩着せがましい人は、実はその行動とは裏腹に、さみしがり屋や、自分に自信がない場合があります。

それでも、ストレスを与えられる恩着せがましい人と、なかなか離れられない関係の場合、まずは気にせず、さらっと受け流しましょう。

そして人間関係において大切な、相手を理解すること、コミュニケーションを取ることで、上手に付き合っていきましょう。




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