清濁併せのむ人の性格や特長・普通の人との違いについて

清濁併せ吞む人、と聞いてどんな人を思い浮かべるでしょうか?

清濁の「清」とは、清らかなもの。

清濁の「濁」とは、濁っているもの。

清濁併せ呑む人というのは、事柄において善悪などの裏表をすべて受け入れる度量の広い人のことを指します。

そんな度量の広い人間でありたいと思いますよね。

今回はそんな「清濁併せ吞む人」について考えていきましょう。




清濁併せ吞む人の特徴や行動5選!

まずは清濁併せ吞む人の特徴や行動を見ていきましょう。

誰にでも優しくすることができる

清濁併せ吞む人は常にだれに対しても優しくすることができます。

自分と他人、他人と他人、そういった比較をせずに受け入れることができるので、誰に対してでも余裕のある態度をとることができるのです。

感情を表に出しすぎない

自分に対しても他人に対しても広く余裕の心を持っている清濁併せ吞む人。

激しい感情を他人にぶつけるようなことはしません。

心に余裕がある分、周囲を冷静に見つめることができるので、誰かの感情につられて一緒に激高するということもないのです。

常にどんな意見も受け入れ、それでも穏やかでいられるので、周囲に人が集まる傾向にあります。

自分の状況を冷静に分析できる

清濁併せ吞む人は他人だけではなく、自分の状況も冷静に分析することができます。

目の前にいる人は自分に合っているのか?

目の前にある仕事や勉強は今の自分にこなせるのか?

そういった分析力が高く、人とは割り切って付き合い、仕事や勉強は無理なくこなせるようにすることができるのです。

良いリーダーになれる

清濁併せ吞む人はいろいろな意見を受け入れて処理する能力を持っています。

上に立つ人間が偏った考え方をしていては、下の者はついていけません。

周囲のすべての意見を受け入れ、うまく落としどころを探し出せる人こそが上に立つ者のあるべき姿です。

清濁併せ吞む人は自分の意見に関わらず、全ての意見をきちんと聞くことができる上に、冷静に状況を判断することも出来ます。

冷静な判断ときちんとした説明さえあれば誰もが納得し、上の人間についていこうと思えるのです。

自分の考えはきちんと持っている

清濁併せ吞む人はいろいろな考え方を受け入れることができますが、それは自分の考えを持っていないというわけではありません。

自分の考えを持っているけれど、それを人に押し付けるようなことをしないだけです。

世の中は様々な考え方に溢れています。

様々な考え方を受け入れることで、視野は広くなり考え方は深くなっていくのです。

自分の意見を押し付けても周囲は見えない、ということが自然と分かっているのが清濁併せ吞む人です。




清濁併せ吞む人と普通の人との違いは

次に、清濁併せ吞む人とそうでない人との違いを見ていきましょう。

聞き役に徹する

清濁併せ吞む人は余計なことは言いません。

基本的には聞き役に徹し、必要なことだけを口にするのです。

人によっては大人しいという印象を持たれる清濁併せ吞む人ですが、実は普通の人以上にきちんと相手の話を聞いています。

そのため、話してからかなり時間がたっていても相手の話を覚えていて、後々、相手が喜ぶような話題として引っ張り出してきてくれるのです。

怒らない

人に自分の意見を押し付けるようなことをしない清濁併せ吞む人。

そのため、人に対して怒りをぶつけるようなことはありません。

一緒にいても落ち着いた空間が作られるのです。

私の友人に清濁併せ吞む人がいます。

常に落ち着いていて、誰かが何かに怒りを表しても同調することはありません。

その代わり「〇〇はこう思ってたのかもね」など、違う視点からの意見を言ってくれるのです。

こちらが予想もしない視点からの意見だったりするので、とても勉強になります。

家庭内がとても穏やか

清濁併せ吞む人がいる家庭はとても穏やかな時間が流れています。

家庭内で喧嘩が勃発しそうなときには、うまくなだめて仲介することができるからです。

普通の人は誰かが喧嘩しているときには、意見が偏らないようにと話を聞きます。

しかし、清濁併せ吞む人の場合は、どちらの味方にもなれるようにと話を聞くのです。

同じことをしようと思ってもなかなかできないことなのですが、考え方ひとつで相手の気持ちは大きく変わるのです。



清濁併せ呑む人になるにはどうすればよいのか?

それでは、どうすれば清濁併せ呑む人になれるのかを考えてみましょう。

良い悪いで判断しない

物事に対して、良いか悪いか?というのは人の価値観によって変わります。

ですからまずはどちらが良でどちらが悪かを考えず、両方の立場に立つことを考えましょう。

どちらが良いかの決着をつけなくても構わない、という気持ちでいることが大切です。

決着をつけなければいけないと考えてしまうと、ストレスにもなります。

ストレスを感じると心に余裕がなくなるため、うまく状況把握ができません。

心にゆとりをもって、どうすればうまくいくかを考えることが大切です。

心に余裕ができる楽しみを見つける

心に余裕を作るため、自分のことを大切にしましょう。

楽しめることを見つけ、自分に優しくするのです。

運動するもよし、美味しいものを食べるのもよし、お菓子作りや読書など、なんでもいいんです。

楽しむことで得た心の余裕は、周囲の意見を聞く余裕になりますよ。

まとめ

清濁併せ呑む人の特徴や行動は以下の五つです。

①誰にでも優しくすることができる

②感情を表に出しすぎない

③自分の状況を冷静に分析できる

④良いリーダーになれる

⑤自分の考えはきちんと持っている

清濁併せ呑む人とそうでない人との違いは以下の三つです。

①聞き役に徹する

②怒らない

③家庭内がとても穏やか

清濁併せ呑む人になるにはどうしたらいいでしょうか?

①良い悪いで判断しない

②心に余裕ができる楽しみを見つける

清濁併せ吞む人はいろいろな意見を聞き、様々な視点から物事を見ることができます。

そしてそうすることにストレスを感じることもない心の余裕があります。

穏やかで楽しい生活を送るために、清濁併せ吞む人になりたいですね!




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