ソシオパスとは?特徴やサイコパスとの違いや有名人の事例について

『ソシオパス』という言葉を聞いたことはあるでしょうか?

なんとなく、精神疾患かな?サイコパスと似たようなもの?というイメージが多いと思います。

実はソシオパスとサイコパスは同じ「反社会性パーソナリティ障害」に分類されています。

しかしその性質は、はっきりと異なる部分があるのです。

今回はそんなソシオパスについて、サイコパスとの違いを踏まえながら解説していきます。

これを知ることで、ソシオパスの人とうまく接し、うまく離れていくことが出来ますよ!



ソシオパスの特徴や行動5選!

まずはソシオパスの特徴や行動を見ていきましょう。

自分の評価を高めるために他人の評価を落とす

他人の評価を落とすことで自分の評価を上げる、というのが特徴的な部分です。

そのためには平気で嘘を広めたりもします。

少し調べれば簡単にバレる嘘をつくのですが、それを人前や大声で指摘されると今度は逆上して何をするかわかりません。

他人の評価を落として自分の評価を上げるため、周囲をコントロールしようとするのも大きな特徴です。

自分と同じ考え方をする人で周囲を固め、自分の地位を確実なものにしていこうとするのです。

自分は特別だと思っているナルシスト

ソシオパスは自己評価がとても高く、誰にとっても自分が特別であり一番であると考えています。

そのため、何かの失敗があった時には全てを他人のせいにするという傾向があります。

そして自分が誰よりも優れていると考えているため、他人には興味がありません。

誰かと会話をしていても全てを自分の自慢話にもっていこうとします。

常に自分のことだけを考えている自己中心的な性格で自我が強いため、
一見すると成功者のように見えてしまうこともあります。

衝動的に行動する

ソシオパスの特徴として、後先考えずに衝動的に行動するというものがあります。

自分の中に「自分が一番」という確固たるルールが存在するため、社会的なルールには興味がありません。

先のことを考えるよりも、目先の興味があるものに反応してすぐさま行動を起こしてしまうのです。

例えそれが犯罪であったとしても、後々になって逮捕されるかもしれない、
刑務所に行かなければならないかもしれない、などということは考えません。

ひたすらに目の前の快楽だけを追っていくのです。

自分以外に興味がない

人であろうと物事であろうと、自分以外には興味がありません。

他人を傷つけても、何かに失敗して物事をぶち壊したとしても、なんとも思わないのです。

そしてそのために孤立することがあったとしても、自分さえよければ特に問題はありません。

ですから友人関係が長続きしないこともよくあるのです。




他人の意見を受け入れない

ソシオパスは自分が一番優れていると思っているため、他人の意見を聞き入れることはありません。

自分が正しいと思ったことは誰が何と言おうと考えを変えることはないのです。

そのため、ソシオパスの周囲は変化が乏しく、同じようなミスを犯すこともあります。

自分が優秀だと思っているが故に学習能力が発達しないのも、ソシオパスの特徴です。

ソシオパスとサイコパスとの違いは

次に、ソシオパスとサイコパスとの違いを見ていきましょう。

疾患の原因

一般的に映画化などされやすいサイコパスは、先天的な精神疾患です。

しかしソシオパスは、育った環境による後天的な精神疾患なのです。

虐待を受けたり、放置されたり、あちこちをたらい回しにされたりして、
他人を信用できなくなって自分優先で考えるようになっていくのです。

計画的 or 衝動的

先天性の疾患であるサイコパスが計画的に物事を進めるのに対し、後天的な疾患であるソシオパスは衝動的に行動します。

犯罪を犯すとき、サイコパスは後々のことを考えて捕まらないように進めます。

しかしソシオパスは衝動的に犯罪を犯してその場で捕まることが多いのです。

共感する相手が違う

サイコパスは誰とも共感することがありません。

例え相手が自分と同じ考えを持っていても、
他人と自分を切り離して考え、誰にも何にも固執することはないのです。

しかしソシオパスは自分と同じ考えの相手にのみ共感し、その相手にのみ固執します。

自分にとって得になる相手(自分の嘘を信じて自分を褒めてくれたり、一緒に誰かを蹴落としたりなど)だけに付きまとうのです。




ソシオパスとの付き合い方や有名人の事例は?

それでは、ソシオパスとの付き合い方や有名人の事例を見ていきましょう。

ソシオパスの話はまともに取り合わない

ソシオパスではないかと噂されている有名人と言えば、松居一代さんが挙げられます。

元夫・船越栄一郎さんとの離婚騒動以来、ソシオパスのイメージが付いてしまいました。

船越さんの立場一切考えていない動画UPや、
周囲の声を一切聞かずに勝手な自己主張を繰り返したのはとても印象的でしたね。

では松居さんの言ったことがすべて正しいと思うかと問われれば、誰もが「いいえ」と答えるでしょう。

ソシオパスの話すことは話半分、むしろほんの少しを除いてすべて嘘だと思って聞いておくべきです。

適当に話を合わせて、もし否定したいのであれば冷静に静かに、人目につかない場所で否定しましょう。

人前で否定したり、声高に頭から否定したりすると、逆上して何をしでかすかわかりません。

躊躇なく距離を置く

日本で一番有名なソシオパスと言えば麻原彰晃でしょう。

本名・松本智津夫さん、言わずと知れたオウム真理教の教祖です。

言うまでもなく、深く関わってはいけない人ですよね。

既出の通り、ソシオパスは自信家で嘘つき、他人をコントロールすることが特徴です。

一見すると成功して輝いているように見えることがあるソシオパス。

深く関わらずに表面だけを見ていると、まるでカリスマ性があるように見えてしまうのです。

この人はソシオパスかも?と思ったら、躊躇なく離れてください。

ソシオパスの意見には同意せず、かといって否定もすることなくスルーし続けていると、
ソシオパスは自分の得にはならない人間だと判断して離れていきます。

深みにはまる前に自分を守りましょう!

まとめ

ソシオパスの特徴や行動は以下の五つです。

①自分の評価を高めるために他人の評価を落とす

②自分は特別だと思っているナルシスト

③衝動的に行動する

④自分以外に興味がない

⑤他人の意見を受け入れない

ソシオパスとサイコパスとの違いは以下の三つです。

①疾患の原因

②計画的 or 衝動的

③共感する相手が違う

ソシオパスとの付き合い方や有名人の事例は以下の二つです。

①ソシオパスの話はまともに取り合わない

②躊躇なく距離を置く

ソシオパスはサイコパスとは違い、実は治療できる精神疾患です。

もし「ソシオパスかもしれない」と思う人が身近にいたら、精神病院や心療内科に連れて行ってあげるのは有効かもしれません。

後天性の疾患のため、幼少期のトラウマからの開放や、自分を客観視するような治療を続けることで変化していく可能性があるのです。

しかし、治療してまで一緒にいたいと思わない相手であれば、躊躇なくすぐに離れることをお勧めします。

一緒にいることで洗脳されてしまったり、傷つけられてストレスになってしまったりするのです。

ソシオパスとはできるだけ関わらずに平穏に過ごしていきたいですね。



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