「痛い人」と聞いてどんな人を思い浮かべるでしょうか?
おそらく各々が考える「痛い人」には沢山のパターンがあると思います。
また「イタい人」と表記されることもあり、そのイメージは更に広くなっていきます。
今回はそんな「痛い人」について考えていきましょう。
痛い人の特徴や行動5選!
まずは痛い人の特徴や行動を見ていきましょう。
リスクを考えずに進む
痛い人は、何かを進めた時に起きるリスクを考えることはありません。
努力家でエネルギッシュなこの性格の人は、事前に勉強して知識だけは大量に仕入れておきます。
そのため「これだけ勉強して知識が豊富なんだから失敗することはない」という考えで物事を進めてしまうのです。
その先で起きるかもしれない失敗のことは考えずに突っ走り、周囲の人は後れを取ってしまいます。
それで上手くいけばいいのですが、人生はそんなに甘くありませんよね。
リスクを考えない分、失敗することも多いのです。
自分が一番正しいと思い込んでいる
なにかにつけ、自分が一番正しいことをしていると思っている痛い人。
たとえ少しでも「あれ?もしかして違うかも?」と頭をかすめても、自分自身でそれを正当化して声を大にして正しいと主張してしまうのです。
これは、その場を支配したいという欲求からくる言動です。
自分を認めてほしいという承認欲求もあり、反対派の人にキレてしまうこともしばしば。
周囲の人にしてみれば、間違ったことをなにかと理由をつけて正当化しているだけの痛い人なのですが、本人はそれに気が付かないのです。
自分自身に自信があるわけではない
痛い人の中には自分自身に自信がない人も多いです。
自信のなさを補うために必死に勉強して知識を詰め込みます。
そしてその知識を披露するために前に出てまくし立ててしまうのです。
しかし、経験を伴わない知識だけで渡っていけるほど世の中は甘くありません。
知識はそれほどなくても経験豊富な人がいると、その人に負けるわけにはいかないと、その人を押し出そうとしてしまうのです。
空気を読めない
痛い人は空気を読むことが出来ません。
会議を終えようとしているときにずっと話し続けたりするのがこのタイプに当たります。
周囲の様子を見て合わせようとする気持ちがなく、自分の主張を話し終えるまで延々と話し続けるのです。
子供の家庭訪問で先生が家に来た時、時間をオーバーしてしまうことがあります。
たいていの場合は先生が「ではそろそろ……」と立ち上がったりして終了となりますよね。
しかし痛い人は「あ!そうそう、このお話も……」と話を再開させてしまうのです。
その後の時間に待っている家庭があることは考えないんですね。
話しを聞くのが苦手
痛い人は聞き上手ではありません。
聞いてるふりをしているだけで、自分の話をするスキを窺っているのです。
相手の話を聞いていそうなのに頭には入っていません。
そのため、周囲は同じ話を何度もしなくてはいけないということも起きます。
相手が関心を持つ話題に触れれば話が広がるのに、自分の話をするのに必死で相手のことを考えません。
どんな話をしても全く覚えていないし周囲の様子も見えないまま自分の話だけをするので、周囲には「痛い人」と認定されてしまうのです。
痛い人と普通の人との違いは
次に、痛い人とそうでない人との違いを見ていきましょう。
過去の栄光を忘れられずに事あるごとに話したがる
痛い人は今までの人生における成功例を決して忘れません。
誰かが何かを成し遂げたと聞くや否や「自分はもっとすごいことをした」と全く無関係の成功例まで引っ張り出してきてしまうのです。
そしてそれをあちこちで言いふらすため、自分のいないところで「ああ、あの人のあの話、あなたも聞いたのね」と笑いものになっていることもあります。
自分の世界がある
個性的なファッションや、あまり共有されない趣味。
痛い人には独特の世界観があります。
独特な世界観は時としてとても大切なのですが、度が過ぎると冷たい視線を浴びることになります。
例えば子供のころの好みをそのまま引きずって、明らかに流行遅れのファッションをしていたり。
それでいて人のファッションにケチをつけたりアドバイスしようとしたり。
また、正式な場にその独特なファッションで現れることもあります。
自分で楽しむ分には好きにすればいいのですが、周囲に合わせた切り替えが出来なければいけません。
しかし周囲の空気を読めないので、切り替えが出来ずに自分の趣味趣向を相手に押し付ける形になってしまうのです。
端的に話したり書いたりすることが出来ない
自分の主張を通したいがために、文章が長くなるという傾向があります。
主張というのは端的に話したり書いたりすることで、相手に伝わりやすく理解してもらいやすくなるのです。
しかし痛い人は、言いたいことが多すぎて話をまとめることが出来ません。
要点だけを抜き出せばいいものを、小さなことから大きなことまですべて伝えなくてはと思ってしまいます。
その結果、文章は無駄に長く、最終的に何が言いたいのかがわからないような構成になってしまうのです。
痛い人との付き合い方は?
それでは、痛い人との付き合い方を見ていきましょう。
自慢話は受け流しましょう
こちらが何を言っても聞いているふりをして全く聞いてくれない痛い人。
こちらは話を聞くだけであまり答えずに流してしまいましょう。
痛い人はとにかく自分の得意な分野や自慢できることを聞いてもらいたいと思っています。
流すことが繰り返されれば、自然と痛い人は去っていくのです。
親しい相手なら言ってあげることも
もしこれから先も付き合いたいと思う相手なら、言ってあげるのがベストです。
「それ、前にも聞いたよ」「そんなに自分の話をしないで人の話も聞いてね?」など、直接はっきりと言ってあげても大丈夫です。
赤の他人からの助言は聞き入れませんが、親しい相手から言われれば、その人も気を付けてくれるようになります。
相手のこれからの人生を考えるなら、ぜひ言い聞かせてあげてください。
まとめ
痛い人の特徴や行動は以下の五つです。
①リスクを考えずに進む
②自分が一番正しいと思い込んでいる
③自分自身に自信があるわけではない
④空気を読めない
⑤>話しを聞くのが苦手
痛い人とそうでない人との違いは以下の三つです。
①過去の栄光を忘れられずに事あるごとに話したがる
②自分の世界がある
③端的に話したり書いたりすることが出来ない
痛い人との付き合い方は以下の二つです。
①自慢話は受け流しましょう
②親しい相手なら言ってあげることも
痛い人のほとんどは自覚がありません。
そして痛い人だと思われていたとしても、自分の世界が確立していて周囲の目を気にしないのであれば、それはそれで幸せな人生であることは間違いないのです。
痛い人を見かけたら、まずは観察してみましょう。
付き合えそうな人なら、その人生を見ているのは楽しいかもしれません。
しかし付き合いきれない人であれば、さりげなく離れてみましょう。
痛い人とはそれなりの距離でお付き合いできたらいいですね!