価値観を押し付ける人とは?その性格や特長・普通の人との違いや接し方について

自分の考えや価値観を押し付ける人、と聞いて何を思い浮かべるでしょうか?

自分の考えをしっかりと持っていて、しっかりと意見を言うことが出来る人が多いと思います。

しかしその反面、自分が正しいと思い込むあまりに人の意見を聞き入れることが出来なかったり、その頑固さから周囲とトラブルになってしまうこともしばしば。

今回は自分の価値観を押し付ける人の心理状況と、ストレスなく付き合っていける方法を考えてみましょう!




価値観を押し付ける人の特徴や行動5選!

まずは価値観を押し付ける人の特徴や行動を見ていきましょう。

頑固で考え直すことが出来ない

これはこうするのが正しい、一旦そう思い込んでしまうと変えられないのが価値観を押し付ける人です。

自分の考えが正しいと思い込んでしまうと他の意見が頭に入ってこないのです。

意見がいくつかあった場合は、どれかひとつの意見が正しくて、他の意見は完全に間違っていると考えます。

全ての意見を総合して結論を出す、という作業が苦手なのです。

ルールは絶対に守る

正義感が強く、ルールを守ることにこだわりを持っています。

時間が決まっていれば、たとえ1分の遅刻でも許しません。

ルールを守ることは正義であり、守れない人は排除されるか処罰を受けなくてはいけないと考えてしまうのです。

一般的に、人に向かって何かと指摘したがる「〇〇警察」と呼ばれている人がこのタイプに当たります。

価値観を共有したい

自分の持つ価値観を共有したいと思っているのも特徴です。

ただし、同等の仲間を欲しているわけではなく、自分を見上げて共感して褒めてくれる人を求めているのです。

ですから、同じ考えを持つ人に対してマウントをとってしまうこともあります。

相手を支配下に置きたいという欲求が強いのです。

自分が一番優秀だと思っている

自分の考えに絶対の自信を持っています。

そのため、自分が一番優秀、相手は自分よりも未熟で劣っていると思い込んでしまうのです。

後輩に説教する先輩を思い浮かべるとわかりやすいと思います。

後輩にしてみれば「偉そうに価値観を押し付けているだけの人」なのですが、本人は「相手のことを思って言ってやった」つもりでいるのです。

人それぞれ、を理解できない

人の生き方は十人十色ですよね。

しかし価値観を押し付ける人はそれが理解できません。

自分の生き方が絶対的に正しいと思っているため、他の生き方を許容することが出来ないのです。

自分が絶対の正義であり、他の人は自分より劣っている。

そう考えている価値観を押し付ける人は、自分以外の部分に目を向けられない、とても視野の狭い人なのです。




価値観を押し付ける人と普通の人との違いは

次に、価値観を押し付ける人とそうでない人との違いを見ていきましょう。

プライドが高い

価値観を押し付ける人はプライドが高く、自分の間違いを認めようとしません。

人の意見を聞き入れることは自分の負けになると思っているのです。

たとえ心の奥底では自分が間違っていたと気が付いても、それを認めてしまうことは自分の恥だと思っているので、口にすることはありません。

その代わり、声高に間違っている自分の意見を主張するのです。

融通が利かない

自分とは違う意見を見聞きしたときに、その考えを否定するところから始めます。

他人に流されない自分が素晴らしい、と思っているところもあります。

確かに人の言うがままに考えを二転三転する人は信用できません。

信念をもって意見することも、時には大切です。

しかしそれも度が過ぎると、ただ人を否定して自分の意見を押し付けるという結果になってしまうのです。

そのため普通の人から見ると、考え方を絶対に変えない価値観を押し付ける人は、何を言っても聞き入れない「融通が利かない人」と評されてしまうのです。

決めつけが多い

価値観を押し付ける人は、全てにおいて決めつけてしまう傾向があります。

こうしなきゃダメだ、こんなことできるわけない、等。

それを自分の中だけで済ませておけばいいのですが、人にも強要します。

チャレンジしようとしている人に向かって「こんなことしたって無駄だからやめろ」「そんなの無理に決まってる」と言ってしまうのです。

それで相手が失敗すると「ほら見ろ、言った通りにしないから」と上から目線で説教を始めてしまうから、人には良く思われるはずがないんですね。



価値観を押し付ける人との付き合い方やコミュニケーション方法は?

それでは、価値観を押し付ける人との付き合い方やコミュニケーション方法を見ていきましょう。

主導権を与えない

仕事上、絶対に付き合っていかなければいけない場合があります。

そういう人には仕事上も会話上も主導権を与えてはいけません。

相手が何かについて語り始めたら、すぐに違う話にすり替えましょう。

ただし、価値観を押し付ける人は自分を否定されることが大嫌いです。

話の腰を折ったり、否定してしまってはヒートアップして止まらなくなってしまいます。

あくまで否定せず、さりげなく話題を変えることが大切です。

聞いているふりをしてスルーする

価値観を押し付ける人は、相手が自分の意見を聞いてくれることに喜びを感じます。

逆に自分を否定する相手には感情的になってトラブルを起こすことも。

ですから相手が語り始めたら、聞いているふりをしてスルーしましょう。

なんとなく適当に相槌を打っておけば、相手は満足するはずです。

そして出来るだけ関わらないようにするのがいいですね。

まとめ

価値観を押し付ける人の特徴や行動は以下の五つです。

①頑固で考え直すことが出来ない

②ルールは絶対に守る

③価値観を共有したい

④自分が一番優秀だと思っている

⑤人それぞれ、を理解できない

価値観を押し付ける人とそうでない人との違いは以下の三つです。

①プライドが高い

②融通が利かない

③決めつけが多い

価値観を押し付ける人との付き合い方は以下の二つです。

①主導権を与えない

②聞いているふりをしてスルーする

価値観を押し付ける人は自分の信念をもってしっかりと生きています。

人に流されずに自分を保つのは立派ですが、行き過ぎると人の意見を聞けなくなってしまうのです。

そんな人が周囲にいるときは無理せず距離を置きましょう。

そうすることで自分のストレスも軽減されるはずです。

価値観を押し付ける人とはうまく距離を保ちながら付き合っていけるといいですね!




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