周囲に「自分に自信のない人」がいる場合、助けてあげたいと思う反面、めんどくさいなんて思うことはありませんか?
自分に自信を持てない人は、一歩引いてしまって望む結果を得られなかったり、周囲についていけなかったりします。
そうして更に自信を失うという悪循環にハマっている場合があるんです。
今回は自分に自信のない人の特徴やめんどくさいと言われる理由を詳しくご紹介します。
これらを知ることで、自分に自信のない人と上手く付き合えるようになりますよ!
自分に自信がない人の特徴や行動5選!
まずは自分に自信がない人の特徴や行動を見ていきましょう。
ゴールを設定することが出来ない
自分に自信がない人は、自分が何をどこまでできるのかがわかりません。
そのため、ゴール地点を決めることが出来ないのです。
ゴール地点、つまり目標を決めることが出来ないので、何ごとにも消極的になってしますんです。
どこまでもマイナス思考
プラス思考とは無縁な「自分に自信がない人」。
どうせ自分なんて、と常に考えているので、新しい何かを始めることがありません。
常に誰かがやることについていく依存症な部分もあります。
自分が何かをやっても成功しない、誰も一緒にやってくれない、そんな考え方でいっぱいなのです。
融通が利かない
これはこうでなくてはならない、という凝り固まった考え方を持っています。
完璧な完成形が頭の中にあるからこそ、自分ではこういう風には出来ない、と決めつけてしまうのです。
最初から諦めてしまい、誰かがやってくれるのを待つという姿勢が出来上がってしまっているんですね。
自分と他者を比較してしまう
人目を気にしすぎてしまうのも特徴のひとつです。
周囲からの評価が悪かったらどうしよう、という考えが先立ってしまうので、何かを「し始める」ことができないのです。
それが行動力の無さにつながり、周囲から見ると「あの人は何もしないよね」と言われてしまう結果に……。
そんな周囲の評価がさらに自信を失わせてしまう、まさに悪循環です。
他人に流されていることに気が付いていない
自分に自信のない人は、自分の意見で動くことがありません。
誰かが言った通りに動き、誰かについて歩くのです。
しかし本人はあくまで「自分の意志で動いている」という感覚でいます。
そのため、他人に流された先で失敗しても、それは自分の失敗として認識してしまいます。
そうなると「また失敗してしまった」と落ち込み、ますます自信を無くしてしまうんです。
自分に自信がない人と普通の人との違いは
次に、自分に自信がない人とそうでない人との違いを見ていきましょう。
失敗したことを忘れられない
人間であれば誰しもが必ず経験する「失敗」。
普通の人であれば失敗した原因を理解して、次のチャンスに生かすことが出来ます。
また、頭を切り替えて「そのうちいいことあるさ」と考えることも出来るでしょう。
しかし自分に自信のない人はそうはいきません。
失敗したこと自体をいつまでも引きずってしまい、後悔する時間が長くなってしまうのです。
立ち直るという行為がとても難しく、精神的な弱さが露呈してしまいます。
気持ちを上手く切り替える、ということが苦手なのです。
自分の行動を他人に左右される
自分に自信のない人は、自分の行動を自分で決めることが出来ません。
そのため、どうしても他人に判断を委ねてしまうことになります。
さらに他人の目(評価)を気にしすぎるあまり、他人の意見をそのまま受け入れて行動してしまいます。
結果、自分の意見を抑え込んでストレスになってしまったり、やりたい事を話せないまま進んで失敗して後悔することが多くなるのです。
友人が少なく、周囲との関係が希薄
親しい友達が少なく、周囲にいる人との関係が希薄になることが多いです。
どこまで自分をさらけ出したらいいのかがわからず、人との距離感がつかめません。
また、自分の意見を言うことで嫌われるかもしれない、怒られるかもしれない、といった考え方をしています。
そんなことを考えていたら誰とも腹を割って話すことなんて出来ませんよね。
気兼ねなく話すことが出来る友人が出来ず、どこか孤立してしまう。
そしてワイワイと友達付き合いしている周囲の人たちを見て、どうせ自分は……と落ち込んでしまうのです。
自分に自信がない人がめんどくさいと言われる理由と接し方は?
それでは、自分に自信がない人がめんどくさいと言われる理由と接し方を見ていきましょう。
出来ない理由を作りがちだから
上記に記したように、自分に自信のない人は完璧な完成形を頭の中で描いています。
ですから「こんな風にするべき、でも自分にはできない」と相手にNOを突き付けてしまうのです。
また、自分で決断することが出来ないために、何かというと他人に決断させようとします。
相手にとっては面倒なことこの上ないですね。
決断も責任も全て相手が肩代わりしなくてはならないのですから。
完璧な完成形が頭の中にあるのは悪いことではありません。
やるべきことは「完璧に仕上げる」ことではなく「完璧な形に出来るだけ近付ける」ことなのです。
自分に自信がない人に何かをお願いするときには「これをやってね」ではなく「できるだけやってみてね」がいいですね。
それを繰り返すことで、自信のない人でも少しずつ多くのことが出来るようになっていくはずです。
そして完成していなければ、仕上げは一緒にやってあげましょう。
最終的に完成した時には、思いっきり褒めてあげましょう。
そうすることで自分の中の「成功例」が増えて、自信につながっていくのです。
努力をしないから
自分に自信のない人は、そんな自分に嫌気がさしている傾向にあります。
どうせ自分は〇〇だから、自分にはそんなことできないから、そんなことばかり考える自分には気が付いているのです。
しかし、気が付いていてもそれをどうにかしようという努力はしません。
変わろうと思って行動すればいいものを、アレコレと理由をつけて動こうとはしないのです。
結局、その自信のなさは自分のせいなのに、そこを抜け出す努力はしない。
そんな姿勢が周囲に良く思われるわけがありません。
全てを人任せにし、自分じゃ何もやらない、やろうという努力すら見えないのですから。
そんな自信のない人には、適度な距離感をもって接するのがいいです。
近すぎると全てを押し付けられてしまい、ストレスになってしまうこと間違いなし。
最低限の仕事をお願いして、あとは日常の挨拶程度で十分です。
もし余裕があれば、お願いする仕事を少しずつランクアップしてみましょう。
出来たら大げさなほどに褒め、次にワンランクアップする。
それを繰り返すことで少しずつ自信を持ってもらえるはずです。
まとめ
自分に自信がない人の特徴や行動は以下の五つです。
①ゴールを設定することが出来ない
②どこまでもマイナス思考
③融通が利かない
④自分と他者を比較してしまう
⑤他人に流されていることに気が付いていない
自分に自信がない人とそうでない人との違いは以下の三つです。
①失敗したことを忘れられない
②自分の行動を他人に左右される
③友人が少なく、周囲との関係が希薄
自分に自信がない人がめんどくさいと言われる理由と接し方は以下の二つです。
①出来ない理由を作りがちだから
②努力をしないから
自分に自信がない人は、好き好んでそういう性格になったわけではありません。
自分で決断したことで失敗した過去があったり、自分の見た目にコンプレックスを持っていたり。
また、教育環境や仕事関係で叱責されることが多かったりすることも自信を無くす原因なのです。
しかし本人の努力次第でそれは変えることができるのです。
自信というのは、自分で自分を認めることです。
つまり「自信」に「理由」は不要!ということなんですね。
理由や根拠なんか無くたっていい、自分をさらけ出すことが出来れば変わります。
とはいえ、いきなり自分に絶大な自信を持たせることは不可能です。
少しずつ、小さな自信を増やしていってあげましょう。
これなら出来る、だったらあれも出来るかな?次はそれもやってみよう。
そうやって出来ること(成功例)が増えることで、自信がない人でも少しずつ変わっていくはずです。
自分に自信のない人でも少しずつ変わっていけるように、そして円滑な社会生活が出来るようになったらいいですね!