頑張り屋さんの特徴や付き合い方・対処法について

「あの人、あんなに頑張って大丈夫かしら?」
頑張り屋さんは輝いて見えます。しかし、頑張り過ぎるその姿に、周囲は心配になることがあります。

今回は、頑張り屋さんの特徴を理解し、周囲はどのように対応してあげたら良いのかをお話します。
私は、どちらかと言えば頑張り屋さんなのだと思います。

周囲が「頑張り屋さんだね」と言ってくれるので、そう捉えていますが、
頑張り屋さんは、自分が頑張り屋さんだと気づいていない場合がほとんどかもしれません。

それが原因で体調を崩したり、人間関係を悪化させたりすることもあります。
そうなる前に、周りの人が気にかけてあげましょう。



頑張り屋さんの特徴や行動5選!


「意味解説辞典」によると、
https://meaning-dictionary.com/
『「頑張り屋」とは、苦しさに負けずに頑張る人のことを言い表す言葉です。』
とあります。
また、
「あることを成し遂げる為に、苦しさに耐えて努力することですが、自分の意見を強く押し通す人、我を張る人という意味合いも含みます。」
とあるように、何事もそうですが、「頑張り屋」にも善し悪しがあります。
その行動や特徴を詳しくお話ししましょう。

真面目

頑張り屋さんは、物事に熱心に取り組む姿勢から、真面目な人が多いと言えます。

真面目なゆえに、周囲から信頼されることも多く、「この人に任せておけば安心」と、さらに仕事が増えてしまうこともあるでしょう。

そんな時、頑張り屋さんは「周囲の期待に応えよう!」「一度『やる』と決めたことは最後までやり遂げようと」と考えます。
頼まれたら断ることができず、気が付けば自分のキャパシティ以上の仕事を抱え込んでいた、なんてこともあるでしょう。

完璧主義

頑張り屋さんは、与えられた仕事に対して「完璧に応えなければ!」と、ついのめり込んでしまうことがあります。

また、周囲からの評価も気にしやすいので、「失敗して評価が落ちたらどうしよう」という不安から、自分の限界を超えてでも頑張ってしまいます。

アクティブ

頑張り屋さんは、「あれをしなければ、次はこれをしなければ」と、常に動き回っています。

その結果「気付いたら息抜きする暇さえなかった」と、知らず知らずのうちに疲れを溜め込んでしまうことがあります。

負けず嫌い

頑張り屋さんはプライドが高い傾向にあり、「できない自分を認めたくない」といつも自分を奮い立たせています。

その上、我慢強さも持ち合わせているので、つい頑張ってしまいます。
プライドの高さから、周囲に頼ることが苦手なため、自分だけで完結させようとします。

自分磨きを好む

頑張り屋さんは、「さらに自分の能力を高めたい」という向上心があります。

そのため、休むこともせず、仕事以外に勉強や習い事を熱心に取り組むことがあります。
真面目で完璧主義なので、手を抜くこともせず頑張り過ぎて、ついストレスを溜めてしまうことがあります。



頑張り屋さんは普通の人とどう違う?

意思が強い

頑張り屋さんは真面目で完璧主義ゆえに、最後まであきらめない意思の強さがあります。

しかし、時に周囲の言葉も聞き入れないその姿は、周囲から「頑固だ」と思われるでしょう。
また、完璧にこだわるゆえに、作業ペースが落ちてしまい、周囲に迷惑をかけることもあるでしょう。

自己管理が苦手

見出しでもお話ししましたが、頑張り屋さんは、自分が頑張り屋さんだと気づいていない場合がほとんどです。

周囲が体調を心配しても、頑固な特徴もあり「大丈夫」「まだできる」と聞き入れないことも。
 また、自分のことを後回しにする傾向があり、いつの間にか自分の時間をも犠牲にし、気づかぬうちに自分の体調や精神を苦しめてしまうことがあります。

病気になることも

頑張り屋さんの心配な点は、前述の通り、体調や精神を自覚なく崩してしまう可能性があるということです。

 頑張りが度を超すと「過剰適応」や「燃え尽き症候群(バーンアウト)」になる場合があります。 

まず「過剰適応」とは、「仕事に熱心に打ちこみすぎて、そのストレスや体力的・精神的消耗のためにうつ状態になるもの」です。
(コトバンクより)

この「過剰適応」は日本人の2~3割が該当し、比較的女性に多くみられるそうです。

また、「燃え尽き症候群(バーンアウト)」は「仕事を通じて、精力的に力を出し尽くし、消耗してしまった状態」を指します。(Wikipediaより)
いずれも、病院やクリニックに相談もしくは治療する場合もある、恐ろしい病気です。



頑張り屋さんへの対処法・付き合い方


頑張り屋さんは、頑張り過ぎるために人間関係に問題が生じたり、自身の体調不良につながったりする場合があることが分かりました。

しかし、頑張り屋さんは、頑張ることが好きなのです!
そんな頑張り屋さんには、どのように対応したら良いのでしょうか。

頑張りを認める

頑張り屋さんは、本人が気づかぬうちに、仕事にのめり込んでしまいます。

そんな姿を見たら、周囲の人は半ば強制的にでも、頑張り屋さんを休ませたいものです。

その時、まずは頑張り屋さんを認め、味方であることを示しましょう。

その上で「心配しているよ」「たまには休憩してね」と伝えましょう。
「人生は長い!体を大切にして」と声をかけてあげてください。

「頑張り過ぎじゃない?」ではなく「手伝おうか?」

 頑張り屋さんは周囲に頼ることが苦手なので、自分から「手伝って」とお願いすることができません。

そんな頑張り屋さんが、仕事を溜め込んでいることに気づいたら、「頑張り過ぎじゃない?」ではなく、「手伝おうか?」と声をかけてみましょう。
その際、頑張り屋さんには、「頼むのは相手に信頼を示す行為だ」ということをそっと伝えてみましょう。

まとめ

頑張り屋さんは、自分が頑張り屋さんだと気づいていない場合がほとんどです。

そんな頑張り屋さんの特徴は、真面目で完璧主義、負けず嫌いです。

アクティブで、自分磨きを好む面もあります。

頑張り屋さんは、普通の人と比べて意思が強いのですが、自己管理が苦手な面もあり、病気になる場合もあります。

頑張り屋さんは、頑張ることが好きなので、その頑張りを認めた上で「少し休みませんか」「手伝いましょうか」と声をかけましょう。

向上心をもって頑張ることは、素晴らしいことです。
頑張り屋さんが安心して活躍できるよう、周りの人も気にかけて、良い関係を築きましょう。




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