奇特な人の性格や特徴・対処法について

「あなたは奇特な人ですね。」

そう言われて、あなたは喜びますか?
それとも、複雑な気持ちになりますか?

多くの場合は、喜んで正解です!
なぜならば、「奇特な人」とは、誉め言葉だからです。

「あなたは奇特な人ですね。」

そう言われて、あなたは喜びますか?
それとも、複雑な気持ちになりますか?

多くの場合は、喜んで正解です!
なぜならば、「奇特な人」とは、誉め言葉だからです。




「そんなこと知っているよ!」という返事が聞こえてきそうですが、
実はこの「奇特」という言葉、本来の意味と異なる解釈をされていることがあるのです。
恥ずかしながら40代の筆者も、異なる解釈をしていました。

そこで今回は、「奇特」の意味から、奇特な人の特徴や行動などをお話しします。
奇特な人とはどんな人かを知れば、
「奇特な人ですね」と言われた時に、素直に喜ぶことができますよ。

まずは「奇特」の意味を調べてみましょう。
「言行や心がけなどがすぐれていて、褒めるに値するさま。」
と説明されています。(goo辞典より)

しかし、この「奇特」という言葉の意味について、本来の意味とは異なる解釈がされていることが、文化庁の調べで分かりました。
「奇妙で珍しいこと」と意味を誤解している人が増えている可能性があるのです。

文化庁が今から約20年前、平成14年度(2002年度)に「国語に関する世論調査」の中で、
「奇特」の意味について幅広い年代に質問しました。
すると、20代以下で「奇妙で珍しいこと」と回答している人が、
本来の意味である「優れて他と違って感心なこと」を上回っていることが分かりました。

この調査は平成27年(2015年)にも行われ、「奇妙で珍しいこと」と回答する人は20代以下でさらに増加していました。

当時の20代以下は、現在の40代。異なる解釈をする人の割合は、ますます増えている可能性があります。

この原因について、とある有名雑誌で当時人気だった投稿欄のネーミングが影響しているのではないか、
という説もありますが、文化庁は、以下のように説明しています。

「奇特」の意味が「奇妙で珍しいこと」として用いられている理由としては,
「奇」という字が「奇妙」のほかに,「奇抜」「奇怪」という言葉や,「奇をてらう」といった言い方でもよく使われるので,
これらの意味が影響していること等が考えられるでしょう。
(文化庁ホームページより)
https://www.bunka.go.jp/pr/publish/bunkachou_geppou/2013_06/series_09/series_09.html



奇特な人の性格・特徴や行動5選!


話は変わりますが、あなたは諸葛孔明(しょかつこうめい、以下孔明)をご存じでしょうか。
「三国志」で有名な方ですが、筆者は語れるほど詳しくないので、彼について少し調べてみました。
すると今から約1800年前、中国・三国時代の蜀(しょく)で、劉備(りゅうび)に仕えた武将であり、政治家と分かりました。
「偉人」「天才」と称えられた孔明は、多くの名言を残しており、そのひとつに、以下の文があります。

『優れた人は、静かに身を修め、徳を養う。』
(「誡子書(かいししょ)」より)

彼の言葉を参考に、奇特な人=優れた人の特徴や行動を詳しくみていきましょう。

1.学ぶことを怠らない
奇特な人は、常に物事を学ぶ姿勢を忘れません。
そして学ぶことにより、さらに自分を高めようとしています。
老若男女問わず、新しいことにチャレンジするために一生懸命勉強をする姿や心がけは、周囲から奇特と評価されるでしょう。
前述の孔明も、幼い頃から勉学に力を入れたそうで、「学ぶことで才能は開花する」という言葉も残しています。

2.落ち着きがある
奇特な人は常に落ち着いて物事を判断しています。
感情のまま行動することがなく、冷静なため、そこからまた新たな考えを生み出すことができるのでしょう。
落ち着きがあると、雰囲気も柔らかくなり、周囲の人を安心させてくれます。

3.人を見下さない
孔明の名言の中に「自分の才能や立場を誇って、他人を見下してはいけない」というものがあります。
人を見下すと、自分に敵を作ってしまうからです。
奇特な人は、誰に対しても言葉遣いが丁寧で、穏やかな雰囲気を与えます。
また、悪口や愚痴もないので、安心して話すことができます。
特に年輩者や役職者にもかかわらず、決して驕(おご)ることなく、自分と対等に年下や部下に接する姿は、
奇特であると尊敬されるでしょう。

4.欲張らない
自分の欲だけを追求しては失敗する、ということを奇特な人は知っています。
ですから、自分ではなく相手を優先したり、周囲に困っている人がいれば率先して手を差し伸べたり、といった行動がとれます。
ボランティア活動が、その一例です。
自分の身を呈して、見返りを求めず誰かのために働く人は、奇特な人と言えるでしょう。
ちなみに孔明は自らのためではなく、多くの人の幸せのために、学問を追求したと言われています。

5.意志が強い
「意志が弱いと、老いた後世間に忘れられるだけだ」と孔明は「誡子書」で述べています。
また、「他の人に合わせて判断を変えず、自分の意見を大切にするべきだ」という名言もあります。
奇特な人は、目的を設定し、それを実現しようとする強い意志を持っています。
目的を達成するために一生懸命取り組む姿は、周囲も応援したくなるでしょう。
もちろん、奇特な人が設定する目的は自分本位なものではなく、周囲の幸せを考えたものであるので、
周囲の協力を得ることができます。



奇特な人は普通の人とどう違う?


1.常に向上心を持っている
前述の通り、奇特な人は学ぶことを忘れず、常に自分を向上させることに努めています。
しかも、自分を向上させる目的は、自分のためではなく、周囲のためという点が、奇特な人とそうでない人との違いなのです。
現状に満足することなく、周囲がさらに良くなるにはどうしたらいいのか、そのために自分はどうしたら良いのか
、常に一歩先のことを考えています。

2.自己中心的ではない
普通の人は、視野が狭く、つい自分のことばかり考えてしまいます。
しかし奇特な人は視野が広いので、周りの状況を把握して、気遣うことができます。
自分のことよりも他人の幸せを考えており、なおかつ見返りを求めないのがまさに誉めるに値するさま、なのでしょう。

3.人望が厚い
奇特な人は人を見下すことなく、愚痴や悪口も言いません。
さらに周囲のためを思って行動するので、周囲からの人望が厚いのも納得の結果です。



奇特な人への対処法

1.奇特な人と言われたら
奇特な人と言われたら、誉め言葉と受け止め、まずは素直に喜びましょう。
あなたの素晴らしい言動を、怠ることなく、継続しましょう。

しかし、前述の文化庁の調査の通り、奇特とは「奇妙で珍しいこと」と捉え使用する人もいます。
つまりは、「変わった人だ」という意味で言われている場合もあり得るのです。
あなたが「奇特な人」と言われた状況(見下されたように感じませんでしたか)、相手の年齢や人格から判断し、
間違った意味を含んでいる可能性があれば、それもまた素直に受け止めましょう。

2.奇特な人に会えたら
奇特な人とは、なかなか出会えないのではないか、と筆者は思っています。
それだからこそ、もしあなたが「奇特な人」と思える人に会えたらラッキー!
奇特な人は成功する可能性が高いので、良いと思う言動はぜひ見習いましょう。

まとめ

「奇特な人」と言われたら、それは多くの場合、誉め言葉と受け止めましょう。
しかし、「奇妙で珍しい」人と、奇特の意味の解釈を間違えている人も増えていますので、
状況に応じて判断しましょう。
奇特な人とは、学ぶことを怠らず、落ち着きがあり人を見下すことはしません。
決して欲張らず、しかし意志は強いことが特徴です。
奇特な人は向上心を持ち、自己中心的ではなく周囲を気遣えるので、人望が厚いと言えます。
あなたが「奇特な人」と言われた時は、素直に喜びましょう。
そして奇特な人に会えたら、良い言動は真似してみましょう。

「そんなこと知っているよ!」という返事が聞こえてきそうですが、
実はこの「奇特」という言葉、本来の意味と異なる解釈をされていることがあるのです。
恥ずかしながら40代の筆者も、異なる解釈をしていました。

そこで今回は、「奇特」の意味から、奇特な人の特徴や行動などをお話しします。
奇特な人とはどんな人かを知れば、
「奇特な人ですね」と言われた時に、素直に喜ぶことができますよ。



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です