口先だけで物を言い、自分では動かない人は、どこにでもいるものです。

口だけの人は、自分の力量を理解せずに、
自分を立派に見せようとし、行動が伴わない傾向にあります。

そんな人が近くにいたら、大きなストレスになりますよね。

口だけの人とは適度に距離を取り、話を聞きすぎないことが大切です。

今回は口だけの人の特徴や、コミュニケーション方法についてご紹介します。

これらを知って、少しでも口だけの人と接するストレスを減らしましょう。

口だけの人の特徴や行動5選！

まずは口だけの人の特徴や行動を見ていきましょう。

見栄を張る

口だけの人は、自分を立派に見せるために、
できないことをできるかのように言ってしまう傾向にあります。

一時的に周りの人たちから一目置かれますが、
結局は行動に移さないため、口だけになってしまうのです。

やるべきことを後回しにする

面倒くさがりで、今やるべきことを後回しにしてしまう人も多いようです。

何かを引き受けても、動かないまま日にちだけが過ぎてしまいます。
そのため、次第に周りから当てにされなくなるでしょう。

愚痴が多い

愚痴が多く、常に不満を漏らす人も多いでしょう。

職場や周りの環境に対しての愚痴ばかり言いますが、
具体的な解決案を出すことはありません。

私も以前の職場で口だけの人がいましたが、
休憩の度に愚痴を聞かされました。

そういう人からは「それならどうしたらいいのか」
「これからどう変えていくか」などの建設的な意見は出てこないものです。

聞くのも体力がいるため、次第に聞き流すようになりました。

多数派の意見に流される

口だけの人は、周囲の人たちが盛り上がっている意見に、
ひとまず乗っかる傾向にあります。

その場が盛り上がればいいと思っていて、
自分がそれを好きか嫌いか、賛成か反対かは二の次です。

そのため、後から考えて、その意見が自分には合っていないと気づくこともしばしば。

その意見が具体性を帯びて来た頃に計画を降りるため、信頼を失ってしまいます。

頼みを断れない

頼まれたら、なかなか断れない人も多いようです。

自分には難しいことも、いい顔をしたくて引き受けてしまいます。

後から、実行することができないと申告するため、
周りを混乱させてしまうでしょう。

口だけの人は普通の人とどう違う？

次は、口だけの人とそうでない人の違いを見ていきましょう。

発言する前にきちんと考えるかどうか

多くの人は意見する時に、その中身が実際に可能かを吟味してから言います。

口だけの人は、思いつくままに口にすることが多いでしょう。
結果、できないこともバンバン言ってしまうのです。

自分を客観視できるかどうか

多くの人は、今の自分の力量を客観的に見て動きます。

口だけの人はそれがうまくできず、
自分を過大評価してしまう傾向にあるようです。

そのため、仕事ができるかのように振る舞いますが、実際は結果が伴いません。

覚悟があるかどうか

行動を起こす時、多くの人は計画に向かって何をすべきか明確にし、
予定を立てて動きます。

その中で苦労することや、それに対して責任を取ることを覚悟して臨むものです。

口だけの人は、その覚悟がないため、成し遂げられずに終わります。

口だけの人が苦手・どう対応したらよいのか？

それでは、口だけの人とのコミュニケーション方法について見ていきましょう。

肯定する

口だけの人は、自分のことが好きで、
否定されることを強く恐れている場合が多いです。

そのため、肯定し、いいところを褒めることで安心感を与えることができます。

相手が落ち着いた気持ちになったところで、
行動を促すようにすると、実際に動いてくれるようになるでしょう。

時間はかかるかもしれませんが、少しずつ誘導してみましょう。

同調しすぎないようにする

口だけの人は、話すのがうまいものです。

こちらが同調しすぎると、向こうもさらにエンジンがかかり、
ますます熱弁を振るわれる可能性があります。

疲弊しないためにも、相手と自分の間にしっかりと線を引き、
意識的に距離を置くようにしましょう。

可能であれば、物理的に近づかないのも一つの方法です。

記録を残す

大切なやり取りをした際は、
文書や音声などで記録を残すようにしましょう。

いざとなった時に、言い逃れのできない状況を作るのです。
そうすることで、こちらも安心して物事に向かうことができます。

まとめ

口だけの人の特徴や行動は以下の五つです。
①見栄を張る
②やるべきことを後回しにする
③愚痴が多い
④多数派の意見に流される
⑤頼みを断れない

口だけの人とそうでない人の違いは以下の三つです。
①発言する前にきちんと考えるかどうか
②自分を客観視できるかどうか
③覚悟があるかどうか

口だけの人とのコミュニケーション方法は以下の三つです。
①肯定する
②同調しすぎないようにする
③記録を残す

口だけの人は、本人に悪気はなくてもこちらの体力を奪ってしまうものです。

あまり真面目に向き合いすぎないようにして、自分の心の安定を守りましょう。