今、この記事を読んでくださっているあなたは、若い世代の方ではないか、と私は思っています。
そしてきっと、あなたの周りには、友達が多い人がいるのでしょう。
その友達と自分を比べ、「○○○ちゃんはあんなに友達が多いのに、
なぜ私には友達が少ないのだろう。」と、悩んでいるのかもしれませんね。
私は中年ですが、以前から友達は多い方ではありません。ですから、学生の頃は、友達が多い人が羨ましく、
輝いて見え、どうして自分はそうなれないのだろう、と落ち込むこともありました。
しかし、そんな私の交友関係を見ていた母は、「あなたは友達が多いね」と意外な言葉を掛けてきました。
母から見れば、私は友達が多い人だったようです。
友達の多い少ないについては、その世代なりの悩みがあるようですが、
特に若い世代は、学校生活が中心になることもあり、友達の多さについて気になるようです。
そこで今回は、自分も友達が多い人になりたいと考えている人、そして友達が多い人と一緒にいることに引け目を感じている人に、友達が多い人の特徴や克服法をお話ししますので、参考にしてください。
友達が多い人の特徴や行動5選!
学校の中を一緒に歩いていると、あちらこちらから声をかけられる友達が多い人っていますよね。
友達が多い人って、どのような特徴や行動をしているのでしょうか。
親しみやすい
友達が多い人は、とにかく親しみやすいですよね。
そのきっかけとなる第一印象、つまり外見、表情、言葉遣い、声のトーンが、
相手の心にスッと入ってくるのです。
外見について、顔は、もしかしたら他の人より可愛い、格好いいというのがあるかもしれません。
そして表情は、いつも笑顔です。
いくら外見が良くても、表情が硬かったら近寄り難くなりますよね。
身だしなみも清潔感があり、程よくおしゃれです。
声のトーンや大きさも相手に不快を与えず、その声で話す言葉は、堅苦しくなく、少し砕けています。
そのような人が楽しそうに話していると、周囲から見ても自分がそこに行けば明るくなれると自然に想像できます。
そうして、その人の周りには、たくさんの人が集まってくるのです。
行動力がある
友達が多い人は、初めて会う人に対しても、積極的に話しかけます。
まずは挨拶をしっかりします。笑顔で挨拶してくれると、
相手は自分の存在を認めてくれたと思い、嬉しくなりますよね。
会話だけではありません。
フットワークも軽いのです。
誘いに呼ばれたならば、都合のつく限りその場に駆け付けます。
友達が多いので、中には一日に数人と約束することもあります。
約束した相手にとっては、次の約束があるからと去っていく、友達が多い人に、物足りなさを感じることもあるでしょう。
メールのやり取りも、自分から発信します。受信したら、タイミングの早い返信は欠かしません。
返信を怠る人は、連絡も遠のいてしまうからです。
苦手なタイプが少ない
友達が多い人は、ポジティブ思考です。
そのため、相手の長所を見つけるのが得意で、多くの人と友達になれます。
長所を褒めてもらえると、誰でも嬉しいですよね。
もし、相手に悪い所があっても、気にしないサッパリした性格でもあります。
相手の短所をいちいち気にしていたら、多くの友達と付き合えませんものね。
情報量がある
常日頃から情報収集をしているので、どんなタイプの人とも話を合わせることができます。
相手は、自分の好きな話ができるので、ますます友達が多い人と話すことが楽しくなります。
友達が多い人もまた、多くの人と話すことで、自分の情報量も増えていくのです。
また、友達が多い人は、自分の話より相手の話を聞くのが上手な人が多いです。
もし、話をさえぎったり、自慢話ばかりする人だったら、
会話するのも嫌になりますよね。
思いやりがある
友達が多い人は、いつも相手のことを考えて行動しています。
友達みんなを大切にして、親しみを持って接しているので、自然と友達の数も増えていきます。
友達が多い人は普通の人とどう違う?
友達が多い人は、とても楽しそうで、華やかに見えます。
では、友達が多い人は、普通の人と比べてどう違うのでしょうか。
実は努力家
先に挙げた、親しみやすい雰囲気づくりや、行動力、ポジティブ思考や情報収集は、たくさんの友達と楽しく過ごすために、
友達が多い人が陰ながら努力している成果なのです。もちろん、もって生まれた性格もあるかもしれません。
今は、友達が多い人でも、過去には友達関係で成功や失敗を経験しているかもしれません。
その上で、どうしたら多くの人と友達になれるかを考え、行動しているのです。
実際、友達が多い人と同じ行動をしてみようとしても、そのアクティブさについていけないかもしれませんね。
実はさみしがり屋
ひとりでいることができないため、多くの友達を作り、いつも誰かと行動している場合もあります。
また、友達が多いので、付き合いも広く浅くとなりがちです。
そのため、心が満たされず、さみしい思いをしているのかもしれません。
実は悪人?
「悪人には友多し」ということわざを、皆さんはご存じでしょうか。
意味は、「悪いことを簡単に思いつく人は、人の気に入るような言い方で、
自分に関心を持たせたり、自分の得のために、相手の人をその気にさせて、
自分の自由にすることができるので、友人や仲間が多いということ。」です。
(ことわざ学習室より)
http://avaloky.com/kotowaza/pv_fre07_08.html
このようなことわざがあることを私は知らず、驚きました。
友達が多い人を疑うのは、良心にさいなまれますが、このようなことわざがあることも覚えていてください。
誰とでも仲良くなれるタイプほど、本性が悪かったりするという話が出るのは、
このことわざが意味していることなのかもしれませんね。
友達が多い人との対処法
それでは、友達が多い人になるには、どうしたらよいのでしょうか。
また、友達が多い人に引け目を感じる人は、今後どのように行動するとよいのでしょうか。
自分も友達が多い人になるには
まずは先に挙げた、【友達が多い人の特徴や行動5選!】を参考にしてください。
あなたの周りにいる、友達が多い人を観察し、まねしてみるのも良いですね。
しかし、現状で困ることがないのであれば、無理をして友達作りをする必要なんてありません。
先に述べたように、友達が多い人は友達が多い人で、いろいろと気苦労はあるものです。
自分の「ひとり時間」が減ること、そして友達と「深く付き合う」ことが叶わなくなる可能性があることを考えれば、
友達は必要最低限でも差し支えはないのではないでしょうか。
友達が多い人に引け目を感じる人は
「あの人は友達が多いから、私のことなどどうでもいいだろう」「あの人は友達が多いのに、なんで私なんかと一緒にいるのだろう」時に、
友達の多い人に対して引け目を感じる人もいるでしょう。
そのため、連絡をくれても返事をしない、誘われても断るなどの行動をとるかもしれません。
実際、私も、友達が多い子が側にいると、自分が比較されている気分になったことがあります。
Goo辞書によると、友達とは「互いに心を許し合って、対等に交わっている人。
一緒に遊んだりしゃべったりする親しい人。」と表しています。
つまり、あなたと、友達が多い人は、対等なのです。
決して引けを感じる必要はありません。
友達が多い人は、あなたと一緒に居たいから、そこにいるのです。
ただし、その関係があなたにとって辛いものになってしまうならば、相手を傷つけない理由を伝え、そっと距離を置きましょう。
ところで、博報堂の「生活定点」では、友人の数について興味深いアンケート結果が出ています。
「友人は多ければ多いほど良いと思う」という質問に対して、「はい」と答えた人は18%しかないのです。
しかも、初回1998年の39.2%から、毎年少しずつ下降しています。
https://seikatsusoken.jp/teiten/answer/806.html
(博報堂生活総合研究所「生活定点」調査)
つまりは、友達は多くなくても良いと思っている人は、多いのです。
友達が多い人に引け目を感じている人は、もしかしたら、自分に友達が少ないという理由からの場合もあります。
その原因が、友達を大切にしないなど相手に失礼な言動の場合、あなた自身が考え直す必要があります。
しかし、周りを見渡すと、友達が少なくても良いと思っている人、実際少ない人は案外いるものです。
友達の人数よりも、その関係の深さを大切にすると、将来も仲良く過ごせる大切な親友が多くなることでしょう。
まとめ
友達が多い人は、親しみやすい雰囲気づくりや、行動力、ポジティブ思考や情報収集をしていて、相手に対して思いやりがあります。
実は努力家、さみしがり屋であることがあり、「悪人には友多し」ということわざもあります。
友達が多い人になりたい人は、その特徴や行動をぜひ参考にしてみてください。
友達が多い人に引け目を感じている人、友達は対等です。
友達が多い人との付き合いが辛ければ、そっと距離をおきましょう。
友達は大切な存在です。
この記事が、少しでもあなたの友達関係のお役に立ちますように。