テンパる女性の性格や特徴・普通の人との違いや接し方について

「試験でテンパって実力が出せなかった。」
「職場で、急に大量の業務を任されてテンパった」

老若男女問わず、きっと誰にでもある経験だと思います。
しかし、「テンパる」ことがまれにではなく、頻繁にあると、

本人が辛いだけではなく、周囲にも迷惑を掛けてしまうことがあります。
「テンパる」は、このようにネガティブな姿として捉えられる一方で、
場面が変わると、その姿も見方が変わることがあります。

今回はこの「テンパる」人を、特に女性に限定し、テンパる女性の特徴や行動、その対応についてお話します。

自分がテンパる女性で困っている方はもちろん、周囲にテンパる女性がいて困っている方にもお読みいただき、相手を理解した上でどのように接するかの参考にしてください。



「テンパる」とはどんな意味?

まずは「テンパる」という言葉の意味を調べてみましょう。
goo国語辞典によると、以下の通りです。

1.マージャンで、聴牌(テンパイ)になる。
2.転じて、物事の成就直前である。
3.俗に、余裕がなくせっぱ詰まっている。

さらに語源を調べると、意味の1.にもある通り、元々は麻雀用語であることが分かります。

麻雀をしている方はご存じのことですが、あと一つ牌が揃うことで勝つことが出来るという状態のことを「聴牌(テンパイ)」と言います。
ですから、意味の2.も納得できますね。

しかし、「上がる寸前」という状況が、「一杯一杯な状態」と誤解されるようになり、今では意味3.のようなネガティブな意味で使われるようになりました。

ちなみに、テンパるの類義語は呆気に取られる、思考停止する、一杯一杯、ギリギリが挙げられます。

なお、今回「テンパる女性」と、女性に限定しました。

テンパっているのは女性だけではありません。

もちろん、男性もテンパる人はいます。

しかし、テンパった時に、つい感情的になり表面に出てしまうのは、女性の方が多いように見受けられるので、「テンパる女性」とします。

これは決して女性を否定しているのではありません。

生まれ持った体質や脳に影響されているので、仕方のないことなのです。

まず体質としては、女性は精神を安定させる役割を持つ「セロトニン」という神経伝達物質が男性の約半分しかないため、
ストレスを抱えやすく感情的になりやすいと言われています。

また、脳の使い方について、
男性は物事を考える際、左脳(思考や論理)を使い、右脳(知覚や感性)はあまり使っていない人が多いため、
情報を整理し、論理的に考えたり分析したりするのに優れているといわれています。

一方、女性の多くは左脳も右脳もバランスよく使うため、左脳と右脳をつなぐ脳梁を行き交う情報量が増えると、
近くにある偏桃体が強く反応して感情的になりやすいといわれています。



テンパる女性の特徴や行動5選!


それでは、テンパる女性の特徴や行動、周りからどう思われているかを詳しくみていきましょう。

人前に立つ時

「あれ?私、何を話しているのかしら?」
私自身も、最近では学校のPTAや子供会で、人前で話す機会があります。

人前で話すことが得意ではないので、緊張してしまい、自分でも何を話しているのか分からなくなり、後に恥ずかしくなることがあります。

この場合の「テンパる」は、「あがり症」とほぼ一緒と言ってもいいかもしれません。

「あがり症」とは、普段の会話は何てことないのに、かしこまった場面になると途端に体に緊張が走ってガチガチになってしまうような症状を言います。

そのため、自分があがり症だと自覚のある人は、テンパりやすいことも十分理解しておく必要があります。

時間が限られている時

「5時までに資料を先方に提出しなければならないのに、間に合わない!」
「飛行機の時間に間に合わない!!」

つい慌ててしまって、ミスや怪我をしてしまう。そんな経験、ありませんか?

もしくは、頭の中が真っ白になって、フリーズしてしまう人もいるかもしれません。

この場合の「テンパる」は、計画性がなかったり、作業の優先順位をつけるのが苦手だったりすることが原因です。
また、なんでも一人でやり遂げようとすることも、原因のひとつです。

追いつめられた状況の時

例えば、コンビニのレジでアルバイトをしていて、レジに長蛇の列ができてしまった時。

さらにお客さんのイライラした顔が目に入ると、先の類義語にもあったように「思考停止」してしまいます。
冷静さに欠けるため、この場合もミスしてしまう可能性があります。

ミスできない状況の時

責任のある仕事を任された時、重圧に押しつぶされてしまい、テンパってしまう。

入試試験の時に、大きなプレッシャーがかかり、頭の中が真っ白になってしまう。

この場合、自分の実力が出せないのはもちろん、
周囲が落ち着かせようと声をかけても、聞き入れることができません。

こうなると、周囲もどうすることもできず困ってしまい、結果迷惑を掛けてしまいます。

好きな人の前にいる時

好きな人の前でテンパるのは、男女関わらずあるようです。

意識しているからこそ、そう思われないように振舞ったり、どうしたら良いか分からずテンパったりします。

そしてその行動が原因で嫌われるのではないか、引かれるかな、と落ち込んでしまいます。

ただしこの場合、前述の1~4とは周囲の受け止め方が異なり、
テンパっている女性の姿は、とても可愛らしく映るようです。
また、面白いなんて感想もあります。



テンパる女性は普通の人とどう違う?

メンタルが弱い

「ミスしたら、あぁなるこうなる。」
テンパりやすい人は、気が小さくすべてのことに対して不安を持ちやすい傾向にあります。

周囲がいくら安心させようと声をかけても、素直に聞き入れることが出来ず、
マイナス思考になってしまいます。

人目を気にしやすい

テンパる女性は、真面目な人が多いです。

人の評価を真正面から受け取って、つい考え込んでしまうため、結果テンパってしまいます。
逆に、テンパらない人を見ていると、肝が据わっていたり、大らかに構えているように見えます。

余裕がない

自分の想定していたこと以上に事が起きてしまった場合、テンパってしまう人は多いことでしょう。

ですが、あまりにも頻繁にテンパってしまう人は、それだけ臨機応変に物事を考えることが出来ていないのかもしれません。
私たちは、常に様々な可能性を考えて、心に余裕を持ちたいものです。

テンパる女性との付き合い方


テンパってしまう人は、「なぜテンパってしまうのか」をよく考えてみることが必要です。

自分がテンパる女性の方は、その原因が次のいずれかで解消するか、考えてみてください。
また、周囲にテンパる女性がいる人は、さりげなくアドバイスできるよう、参考にしてみてください。

準備は最大限にする

テンパる女性は緊張してしまうからこそ、上手く自分の気持ちを伝えたり、力を発揮したりすることが出来なくなってしまうのです。

人前に出るのが苦手だとか、口下手だと言ったことを理由にする人もいるかも知れませんが、多くの場合の緊張は、単なる準備不足が原因であることが多いです

準備をしっかりと整えることで、自分に自信が持てるようになり、「これだけ準備をしたのだから大丈夫!」と自信を持って臨むことができるようになります。

経験を増やす

経験を積めば積むほど、慌てる場面には陥りません。

経験を増やせば、自分の中の引き出しも増え、不安が減ります。

そうすると、もし不測の事態が起きたとしても、落ち着いて自分の引き出しの中から対応することができます。

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                       

順番を決める

時間が限られている、ミスできない状況の時は、
まず最初に優先順位を決めてみましょう。

順番が決まったら、一つ一つしっかりクリアーしていきましょう。

このように、作業を分解して、ゴールに向かって焦らず確実に進める能力のことを「状況把握力」と言います。
状況把握力を意識して身につければ、テンパることなく、冷静に対応することができます。

しかしテンパる女性にとって、この状況把握力はすぐに身につくものではありません。
不安な時は、周囲の人を頼り、指示などを出してもらうのも良いでしょう。

まとめ

テンパる女性は、人前に立つときや時間が限られている時、追いつめられたりミスできない状況の時に、テンパることが多く、時に周囲に迷惑をかけてしまいます。

また、好きな人の前にいる時もテンパることがありますが、この姿は周囲から可愛らしいと思われます。

テンパる女性は、普通の人に比べて、メンタルが弱かったり、人目を気にしやすかったり、余裕がなかったりします。

そんなテンパる女性との付き合い方は、準備を最大限にする、経験を増やす、順番を決めるなどのアドバイスをしてあげましょう。

テンパりそうになったら、まずは深呼吸をして、この記事を思い出してみてください。

自分を含め、テンパる女性が、心掛け一つで少しでも楽になれるといいですね。




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