ウィズコロナの時代になり、制約を受けた活動のひとつに、カラオケがあります。
飲み会などの二次会や、遊びに行く場所として定番だったカラオケ。
しかし、その制約に内心ホッとしている人もいるのです。
そう、カラオケ嫌いな人です。
カラオケ好きな人にとっては、なぜ楽しいカラオケが嫌いなのか、分からないことでしょう。
そこで、今回はカラオケ嫌いな人の心理や性格、接し方をお話します。
カラオケの利用制限が解除された時、仲間と楽しく過ごせるように、今こそぜひお読みください。
カラオケ嫌いな人の特徴や行動5選!
いくつかの企業が、「カラオケは好きですか?」というアンケートをとり、結果をまとめて発表しています。
その結果を見ると、調査対象の年齢にもよりますが、「いいえ」つまり「好きではない」と答える人は、
少なくて約3割、多いと5割強いることが分かります。
カラオケ嫌いな人は、あなたの周りにも案外いるのです。
では、カラオケ嫌いな人の特徴や行動を見ていきましょう。
歌うことが苦手
自分の歌に自信がないため、人前で歌うことが嫌なのです。
また、過去に「歌が下手だ」や「音痴」と言われた経験から、トラウマになっている人もいます。
私も同じ経験があります。
幼い頃、歌の上手い母親から「あなたはお父さんに似て、音痴ね」と言われたことを覚えています。
母に悪気はないのは分かっていますが、それ以降「自分は歌が下手」と思いながら過ごしています。
歌うことは好きですが、人前で歌うことは好きでありません。
人前が苦手
いくら歌が得意な人でも、人前で何かをすることが苦手な人は、カラオケは苦痛な場となります。
歌うことで、周囲の人から注目されることが恥ずかしのです。
特にあがり症の人は、自分が歌うことで不快感を与えるのでは、と不安になったり、
緊張したりと、とてもカラオケを楽しめません。
雰囲気が苦手
カラオケ独特の雰囲気が、いくつか挙げられます。
カラオケに行くと「そこにいるメンバーが順番に歌を歌う」という経験、あなたはありませんか。
歌いたくなくても、歌うことを強要されてしまうのです。
他にも、歌っている人を盛り上げなければいけない、曲を被らせてはいけないなど、「~なければいけない」が案外多いのです。
その中のひとつでも苦手があると、カラオケ嫌いになる人もいます。
歌に興味がない
そもそも、自分が歌うこと、人の歌を聴くことに興味がない人もいるものです。
中には、日本のポップスに興味がないなど、そこにいる人と違うジャンルの歌しか好きではない人もいます。
そういう人にとっては、好きでもない歌を聴いたり、歌うと引かれるのではないかと気を遣ったりする状況から早く逃げ出したいと思うことでしょう。
また、歌は好きでも、流行りの歌や盛り上がる歌に興味がない人にとっては、周囲と合わせる曲選びは、悩ましい作業です。
大きな音が苦手
カラオケの音をうるさいと感じる人もいます。
生まれ持った体質で大きな音が苦手な人、また静寂を好む人が当てはまります。
また、疲れていると大きな音がストレスとなる場合があります。
特に盛り上がってくると、歌い手も周囲も声が大きくなりがちなので、
大きな音が苦手な人は、苦痛でしかありません。
カラオケ嫌いな人は普通の人とどう違う?
それでは、カラオケ嫌いな人は普通の人とどう違って、どう見られているのでしょうか。
プライドが高い人
自分が一番でないと気が済まない、自分は特別と思っている人が、
もし歌が下手だったら、その姿を周囲に晒すことは屈辱でしかありません。
歌が下手なことや周りが盛り上がらないことに対して機嫌を損ねてしまいます。
しかし、そのような態度が、周囲の人からは「自意識過剰ではないか」と思われてしまします。
ネガティブな人
長所よりも短所ばかり見てしまう人は、自分の歌が下手な場合、歌うことで
否定されることを恐れます。
自分の歌で雰囲気を悪くしたらどうしよう、あとで自分のことをみんなでネタにするのではないか、と考えてしまうのです。
その態度は、周りの人から「被害妄想が激しい」「周りの視線を以上に気にし過ぎだ」と思われてしまいます。
また、他人の歌に対しても、マイナス面しか捉えられないので、
もし音痴な人がいたら、聴くに耐えられずカラオケ嫌いになってしまいます。
マイペースな人
カラオケはルールに合わせなければいけないことが多すぎて、自分のペースを楽しみたいマイペースな人には居心地悪い場となります。
前述の「雰囲気が苦手」に加え、人の曲を聴かなければならない、
拘束時間が長いなど、カラオケにまつわる暗黙の了解は、まだまだあります。
しかし、それらについていけないマイペースな人は、周囲から「ノリが悪い」と思われてしまうでしょう。
カラオケ嫌いな人との付き合い方
「カラオケハラスメント」(通称:カラハラ)という言葉を、あなたはご存じですか。
私は知らず、調べたところ、
「職場の立場を利用して『歌いたくない』と言っている人に対し無理やり歌わせる嫌がらせのこと」です。
https://agent-network.com/column/workplace506/
このような言葉が存在する程、カラオケ嫌いな人はいるのです。
あなたもそうならないために、カラオケ嫌いな人との接し方を紹介します。
無理に勧めない
無理に誘わない、無理に歌わせない。
自分にとっての人付き合いが、他の人にとっての人付き合と一致するとは限らないのです。
カラオケ嫌いな人の中には、「断ったら付き合いが悪いと思われる」と心配する人もいます。
どうしても行きたくない場合、あからさまな嘘を理由にする人もいるかもしれません。
そんな時も、断っても大丈夫という雰囲気を作り、嘘も見逃してあげてください。
しかしどうしても一緒に居たいならば、他の場所を検討するのも良いでしょう。
きっかけをつくる
それでもカラオケ嫌いな人が、仕事の付き合いなどでカラオケにいる場合、どうしたら楽しめるか考えてみましょう。
ひとつは、他の人が一緒に歌ってあげる方法です。
「歌いやすい歌」というのは、調べると案外あるものです。
それを他の人と一緒に歌えば、声が小さくても、多少音痴でもカバーされ、
カラオケ嫌いな人も「歌ったカウント」がされ安心するでしょう。
他にも、雑談をしながら歌のアドバイスをするという方法もあります。
私も、「声が〇〇に似ているから、こんな歌が似合いそう!」と友達がアドバイスしてくれて
、前向きになれたことを今でも覚えています。
ただし、これは素直に話に耳を傾けてくれる人でなければ、余計なお世話と思われてしまします。
特に、前述の「プライドが高い人」にはきっかけどころか逆効果になる可能性があるので、気を付けましょう。
しかし、あなたの行動や、言葉ひとつで、カラオケ嫌いな人が、カラオケ好きになると嬉しいですね。
まとめ
カラオケ嫌いな人は、歌うことや人前に立つことが苦手だったり、カラオケの独特な雰囲気が苦手だったりします。
また、歌に興味がなかったり、大きな音が苦手だったりします。
そんなカラオケ嫌いな人は、普通よりプライドが高い人、ネガティブな人、マイペースな人で、
周囲から自意識過剰、被害妄想が激しい、ノリが悪いとマイナスイメージで見られがちです。
カラオケ嫌いな人への接し方は、無理に誘わない、歌わせないことが一番。
もしカラオケ嫌いな人がいたら、他の人も一緒に歌い、さりげなくアドバイスしてみましょう。
カラオケは楽しむ場所。誰も傷つかず楽しみたいですね。